
辞書の種類がありすぎて何を使えばよいのかわからないよー。
英語学習には絶対欠かせない辞書ですが、確かに種類が多すぎますよね?何が自分にあっているのか分からないと感じるのは無理もありません。
辞書選びは非常に大事であり、英語上達にはたくさん辞書を引くことが欠かせません。特にビギナーの内に辞書を引くことに慣れておくと、その後の英語学習が大変楽になり、楽しくもなります。
今回ご紹介するすべての辞書は今まで800冊以上の英語関連の教材を使ってTOEIC990点、英検1級を取得した私自身(テツロー)が実際に手に取り、色々と試した結果の感想を忖度なしでお伝えします。
Contents
電子辞書

さらに英語のみならず国語辞典や広辞苑なども瞬時に参照できることなどから学生からビジネスパーソンまで一台は所有しておきたいです。
本記事ではあくまでも英語辞書としての機能のみに焦点を当て、収録辞書の種類や機能性を重視して評価しますので、その他の言語の辞書や英語関連教材に関してはあくまでも「おまけ」として考えおり、総合的な評価からは除外しておりますのでご了承ください。
英語教材ソムリエおすすめの電子辞書
カシオEX-word XD-SX9800 英語モデル
現在、電子辞書といえばまず選択肢の一番初めに挙がると言っても良い定番EX-wordですが、そのカシオの英語系の辞書の中でも英語学習に特化した一台がこのカシオ CASIO 電子辞書 英語モデルです。
レベルを問わずに全英語学習者におすすめ出来る一台です。TOEIC・TOEFLの対策コンテンツも収録しており、これから受験を考えている学生、社会人にも最適です。
論文などのライティングはもちろん、スピーキングの採点をしてくれる機能も付いていますので、日々独学で英語学習に励んでいる人にも心強い一台となります。
主な英語関連辞書
- リーダーズ英和辞典 第3版
- ジーニアス英和大辞典
- 新英和大辞典 第5版
- オックスフォード新英英辞典(改定2版)
- 論文スピーチの英語表現 (英語文型・文例辞典 改訂新板)
- 論文スピーチの英語表現(聴く力、話す能力)
※ 英語学習モデルですので、下記のビジネスモデルに収録の『広辞苑』は入っていません。
その他の特徴
- キーボードのタッチはかなりこだわっており打ちやすさや打感はかなり良い
- ワイヤレスでWi-Fiに接続することで、PCを介することなくコンテンツの追加など必要に応じてカスタマイズが可能
- 5段階の文字サイズ切り替えが可能
- 約290g(電池込み)の軽量タイプ
- 画面:5.7型タッチパネル(5.2型 864×480ドット TFTカラー液晶)
EX-word XD-SX8500 ビジネスモデル
英語上級者からビジネスパーソンまで幅広くおすすめしたいのがカシオ CASIO 電子辞書 ビジネスモデルです。
私は長らく電子辞書はSEIKOを愛用していましたが、初めてモデルを触ってからその使いやすさに一目惚れして以来、このモデルを愛用しております。
英語コンテンツが充実。TOEICテスト等各種検定受験も強力サポート。
留学・就職のための英語学習から、実務・研究・翻訳など、広範かつ専門的な英語力が求められる人におすすめのコンテンツを多数収録。
主な英語関連辞書
英単語最大20万語ネイティブ発音収録なので、発音を真似することにより効率的に単語を記憶することが出来ます。
・リーダーズ英和辞典 第3版
・リーダーズ・プラス
・ロングマン現代英英辞典 6訂版
・ジーニアス英和辞典 第5版
・ジーニアス和英辞典 第3版
・200万語専門用語 英和・和英大辞典
・英語類語辞典
・カタカナで引くスペリング辞典
収録されているメインの英和辞典は「リーダーズ」の2冊となります。「リーダーズ」は英和辞典としては国内最高峰の収録数であり、これ1冊あれば英和辞典は他には特に必要がないくらいです。
以上に加えてTOEICの模試や単語集が大量に収録しています。恐らく全て使うことはありません(笑)。
その他、英和辞典の定番中の定番であるジーニアスも収録されており、英語初心者や受験生などは例文もわかりやくすこちらをメインに使うことをおすすめします。
その他の特徴
- ワイヤレスでWi-Fiに接続することで、PCを介することなくコンテンツの追加など必要に応じてカスタマイズが可能
- キーボードのタッチは大きく打ちやすい。手書き入力も可能。
- 5段階の文字サイズ切り替えが可能
- 約290g(電池込み)
- 画面:5.7型タッチパネル(5.2型 864×480ドット TFTカラー液晶)
Ex-Word 高校生モデル XD-G4800BK
英語のレベルに関わらずに上記の2台を持っていれば英語学習全般には全く不便がなく、末永く使っていけます。
しかし、あえてデメリットを挙げるならば「値段が高い」と感じる人もいるかもしれません。(収録辞書の質や量を考えると決して高価だとも言い切れないとは思いますが・・)。
中高生の方や大人の英語ビギナー(目安はTOEIC600点以下)の方はいきなりハイスペックなモデルを手に入れても実際はその機能をほとんど使わずに終えるのが大半だと思います(実際に自分自身がそうでした・・)。
私も中学1年レベルから英語学習を始めたのでよくわかりますが、最初はとにかく沢山の単語を調べなければ全く勉強になりません。
結局使用する辞書はほとんど英和辞典です。語彙収録数が多いものや英英辞典はほとんど使いませんでした。
そこでビギナーの方々の最初の1台はあえて手頃な価格のモデルを「使い倒す」つもりで購入するのも手だと思います。
カシオ 電子辞書 エクスワード 高校生モデル XD-G4800BK は上で紹介したカシオ エクスワード XD-SX9800BK 200コンテンツ ブラックのおよそ半額の価格で手に入れることが出来ます。
メインの英和・和英辞典は『ジーニアス』ですが、オックスフォード英英辞典も入っていますので中〜上級レベルの方でも十分に使えますので、出費を抑えたい方は視野に入れても良いと思います。
あえて旧型のモデルを購入する
電子辞書は最新モデルがいつも最高というわけではありません。私自身もこれまで10台以上の電子辞書を使ってきて感じるのが、「むしろ旧型のほうがキータッチなどの操作性が良かったのに・・」と思っているモデルはいくつかあります。
価格面で考えても旧モデルをネット等で探したほうがお得かもしれません。
上でも紹介したカシオ英語専用の旧型2019年モデルだと大幅に安くなっています。2019年モデル カシオ CASIO 電子辞書 エクスワード 英語モデル XD-SR9800BK 190コンテンツ ブラック
中古のモデルは本当にお得?
特にフリマアプリやオークションでの中古の価格は魅力的ではあります。
例えばAmazonで新品が¥32,380のカシオ 電子辞書 2020年モデル ビジネスエクスワード XD-SX8500DB がヤフオクの中古では現在は¥22,454(あくまでもこの記事を書いている時点)だということもあり、場合によっては中古も選択肢にはいるかもしれません。
ただし常に持ち運ぶ精密機器ということを考えると中古はある程度のリスクは考慮しなければなりません。
充電池が劣化することによって充電の耐久性がよくなかったり、処理速度が新しいものより多少は劣るという可能性があります。
実際に手にとって比べられれば良いのですが、そのような機会はかなり少ないのが現実ですよね。
よって中古に手を出してほんとうの意味で得する人は既に数台の電子辞書を使いこなしており、旧型による多少のデメリットを理解した上であえて中古選ぶというような上級者の方々だということです。
スマホアプリ

以前はスマホアプリの辞書というと「電子辞書の簡易版」であり、あくまでも外で気になった単語をちょっと調べる用としての用途が多かった印象でしたが、最近は電子辞書にも劣らないレベルのものが多くなりました。
無料アプリダントツNO.1『英辞郎』

とりあえず無料なのでダウンロードしておきましょう。持っていて得しかない最高の無料英語辞書。
無料版だけでも十分に使えますが、私も愛用している有料版のProは(月額400円)にアップグレードすることで、より専門性の高い電子辞書並の機能を有するものとなります。
「英辞郎 on the WEB (Pro版)」(有料登録サービス)の特徴
「英辞郎 on the WEB」の収録データ数・機能が強化された有料アップグレード版です。
- 【広告表示なし】有料版Proでは広告表示なし
- 【単語帳】有料版では最大20,000件登録可
- 【例文表示】例文を100万件以上収録(無料版は例文が参照できない)
- 【検索履歴】直近の検索履歴を50件まで表示
- 【ブラウザとの共有】単語帳や検索履歴のデータはPCブラウザと共有されるので、外ではスマホ、家では見やすいPCと使い分けることが出来ます
英和・和英どちらにも対応しており、一般の和英辞典よりも自然な翻訳ですので、英作文の用途にも使えると思います。
例文の多さが特徴の『Weblio英語辞書』

無料アプリ。収録単語数と例文が充実している。英辞郎と組み合わせるのがベストです。
無料のために広告は多いのがデメリット(そのためか読み込みも遅い)ですが、無料でこの機能が使えるならば全然我慢できるレベルです。
特徴
- 豊富な例文(約986万件もの日常会話、ビジネスレターに使える定型文等)
- 英単語も例文も音声で確認が出来るので記憶の定着に最適
- 和訳も対応
- 約1038万語もの英単語を収録
- 単語帳機能(英語辞書で調べた単語をワンタップで英単語帳に追加可能)
【有料アプリ】1番おすすめの『ウィズダム2』

特に英語学習を始めて間もない頃は無料アプリでも全く問題ないのですが、レベルが上がって来るに従い、どうしても使い勝手や機能面で不満が出てきます。
結論から言うと、本格的に英語を勉強するなら有料版の辞書をひとつでもインストールしておくことをおすすめします。
私自身いままでかなりの有料アプリを使いましたが、価格、機能と使いやすさで1番バランスが良いのがこの「ウィズダム英和・和英辞典」です。
おすすめできるポイント
✅ コスパが最高
他の主な有料アプリと比較しても(ジーニアス[英和で96,000項目]5,000円)一方、ウィズダムは英和で102,000項目で2,900円です。さらにブックマークも出来て音声機能も付いています。広告もありません。
✅ 豊富な検索機能
例文検索を「英単語」単位で行うことも可能です。他にも前方・後方・完全一致検索ができるし成句・複合語検索もあります。
✅ 検索スペル自動補正
英単語の検索する際のスペルミスを予測リストで自動補正して検索してくれます。少しくらいスペルがあやふやでも予測リストで出してくれますので、個人的にこの機能は地味にかなりポイントが高いです。
✅ オフラインでの使用
オフラインでの使用が可能ですので、外出先等でWi-Fiがつながらない環境でもスマホ単体で使うことが出来ます。ほとんど電子辞書と同じですね。
✅ 単語の難易度のランク付け
収録英単語が中学〜大学、ネイティブ一般レベルまでA, B, C, Dでランク付けされており、優先的に覚える単語が一目でわかるようになっています。
まとめ:紙の辞書は終わったのか?

自分も最初は紙の辞書から始めました。
今から振り返ってみると紙の辞書を使うことによって直感的にマークや書き込みをしたことで、調べた単語や例文が「なんとなく」記憶に残ったりしているからです。
さらに紙ならではの特徴としては、目的ではない単語が勝手に視界に入ってくることによる純粋な英語への興味です。これは結構バカにできない英語体験だと思っています。
そのような理由から個人的には紙の辞書には愛着がありますし、アプリや電子辞書の利用がメインとなった現在でも頻度は少なくなりましたがたまに思い出したように使用しています。
しかしこれから英語学習を本気で始めたいと思っている方は、まずは今回紹介した電子辞書やアプリを使いこなすことに集中して欲しいと思っていますし、心から皆さんが最短で目的とする英語力に到達することを願っています。
そのためにはやはり持ち運びが便利な電子辞書&アプリを第一の選択肢として欲しいと思っています。
それでは今回は以上となります。これからも英語学習に有益な情報やコツをどんどん発信していきますのでよろしくお願いします!ではー👋