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世界で1番使われている英文法テキスト
「Grammar in use」シリーズはイギリスのケンブリッジ大学が出版しているシリーズ累計3200万冊もの売り上げを超えるベストセラー英文法教材です。
世界中の語学学校で教科書として採用されている参考書で、世界中の英語学習者と英語教育者から絶大なる支持を受けている世界で一番使われている英文法の教材です。
英語ネイティブの目線から文法を学ぶことができ、更に英語を実際に使うことを想定して作られているため、生の英語が身につくのが魅力です。
今回はこの世界的なベストセラーの英文法テキストの魅力や選び方をおつたえします。
「Grammar in Use」シリーズの魅力

本書は全て英語で書かれていますが(日本語版を除く)中学レベルの英語力があれば十分読めるくらいのレベルで書かれてあるので、初心者の方でも安心です。
この教材を使うと自然に「英語を英語のまま理解する」という感覚が身につくので一石二鳥というわけです。
以下が私が思うGrammar in Useの魅力です。
Grammar in Useの魅力
- イラストが多いのでイメージに残りやすい
- 説明が少なく演習問題中心の構成
- 実際の会話で使える例文が多い
- ネイティブ感覚で英語が学べる
✅ イラストが多いのでイメージに残りやすい
説明がシンプルでイラストも多く、項目ごとに見開きで左ページに説明、右ページにそれに対応する練習問題がありますので、学んだことをすぐにアウトプットできます。
✅ 説明が少なく演習問題中心の構成
また説明よりも例文や練習問題数の方が多いので「頭よりも実際に手を動かして覚えたい」というタイプの方に向いています。
一旦理解したまま終わらずに実践重視で覚えることで、ただ暗記するよりも頭に残りやすいのが特徴ともいえます。
✅ 実際の会話で使える例文が多い
そして日本の文法書であるような不自然で堅苦しい表現とは対称に、そのまま実際の会話の場面で使える例文が多数載っていますので、使える表現を一緒に文法も学ぶことが出来ます。
✅ ネイティブ感覚で英語が学べる
「Grammar in Use」 シリーズは英語を学習する「日本を含めた世界の英語学習者向けに作成されたものなので、日頃「日本の学習者の為」に作られた教材に慣れている人にとっては同じ英文法を実践的な「ネイティブ感覚で」英語が学べます。
ほぼ全ての基本的な英文法を網羅しているこの1冊があれば、他の文法書はいらないと言っても過言ではありません。
とはいえデメリットも・・
長年に渡って世界中で使われているのがその品質の良さの証でもある「Grammar in Use」ですが、わずかながらデメリットもあります。
✅ 音源が使いづらい
最新のFifth Editionの通常版では eBookが無料でついてきますが、これがダウンロード出来ない場合があります。
音源を利用するには本書に記載されているアクセス・コードでサイトにログインして使用しますが、ログイン・ページにアクセスするだけでも時間がかかり、やっとログインできて音源を聞こうとしても再生が出来ない場合があります。
✅ 全て英語なのでビビってしまう
「Grammar in Use」の文法の説明文は非常に簡単な英語で書かれているので、超初心者でなければ心配は無用ですが、とは言え全て英語なので、見ただけで圧倒されてしまう人がいるかもしれません。
しかし、長年世界中の多くの英語学習者が使っていてその効果は実証されていますので是非チャレンジしてほしいと思います。
English Grammar in Useシリーズの種類

English Grammar in Useシリーズは世界中の英語レッスンで使われるほど大変優良なテキストですが、レベルに応じて様々な種類が存在するために「どれを使えば良いのか分かりません・・」といった声をよく聞きます。
そこで、各書籍についてわかりやすく違いや詳細を解説していくので、購入する際の参考にしてみてください。
レベルは三段階
Grammar in Useシリーズには、Essential(初級)、Intermediate(中級)、Advanced(上級)とレベルが分かれていますので最初に自分のレベルに応じて選びます。
UK? or US?
また、イギリス英語とアメリカ英語の2種類があります。イギリス英語版は初級から上級、アメリカ英語版には初級と中級のレベルがあります。なお、日本語版はアメリカ版を日本語に翻訳したものです。また、直近ではIntermediateで5th editonが発売されました。
「English Grammar in use」は3種類ある
本書はイギリス英語版とアメリカ英語版、そしてアメリカ英語版の日本語訳版の3種類があります。
イギリス英語版とアメリカ英語版に関しては、正直内容はほぼ同じなのでどちらを買っても構いません。
しかし最初に発行されたイギリス英語版中級編が元々のオリジナル版ですので、「どうしても米英語でなければダメ」という人以外はスタンダードの「イギリス版」をおすすめします。くわしい理由は下記の項目を参照ください。
またレベルは「初級」「中級」「上級」の3段階から自分のレベルにあったものを選ぶことができます。以下にそれぞれのレベルを紹介します。
Essential(初級)
イギリス英語
アメリカ英語
アメリカ英語(日本語訳)
マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)第3版 (Basic Grammar in Use)
英語の初級者(英検3級 or TOEIC500点以下)が最初に行うには本書をおすすめしますが、オリジナルを翻訳したものなので「どこかまとまっていない」印象は否めません。ですので初級者の方はまずは日本で出版されている日本人学習者向けのものを一通り行ったのちにオリジナルのEnglish Grammar in useを挑戦してみてください。
Intermediate(中級)
イギリス英語
こちらは「eBook」と「練習問題の答え」が付いた通常版です。この他に「eBook」が付いていないもの、「eBook」と「練習問題の答え」の両方が付いていないものがあります。(全3種類)
アメリカ英語
アメリカ英語(日本語訳)
マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)第3版 ペーパーバック – スチューデント・エディション
Advanced(上級)
Advanced(上級)レベルは「イギリス英語」のみとなります。
ちなみに、この「Advanced Grammar in Use」のみ、著者が Raymond Murphyではない。シリーズの他の版とは若干毛色が異なる。
「Grammar in Use」シリーズの中で最高レベルのAdvanceであり、非常にレベルの高い文法を扱っていますのでTOEICで毎回900点以上取れる方で、もっと深く文法を知りたいという方向け。
イギリス版をおすすめする理由

その理由は以下の3つです。
1. オリジナルは「イギリス版」
アメリカ英語版はイギリス英語からアメリカ英語に修正しているため、若干ちぐはぐな印象を受けるところがあるということ。やはりオリジナル版に勝るものはない。
2. イギリス版の方が新しい
イギリス英語版の方が新しいversionということです.
イギリス英語版の最新版(2019年5月現在)は「Fifth Edition」(第5版)ですが、アメリカ英語版は「Fourth Edition」(第4版)です。出来るだけ最新のverで学習したいですよね。
理由はイギリス英語版をアメリカ英語版に修正して出版しているからだ。イギリス英語版の方が進化が速いということ。
3. 英語の本場はやはり「イギリス」
著者はオックスフォード大学で英語を教えていたレイモンド・マーフィーというイギリス人です。
そのこともあり本書は基本的には「イギリス英語」を標準として出版されています。イギリスは伝統を重んじる国であり、英語も移民が増加して簡略化されつつあるアメリカと比べても昔からあまり変化しません。
ですので文法学習として「イギリス英語」を学ぶことは非常に意義があることと言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?世界中の英語学習の現場で使われている「Grammar in Use」ですが、これをきっかけに是非皆さんにも使ってみてほしいと思っています。
やはり英語の説明は英語で理解することが一番の近道であることには変わりありません。まずは日本語で書かれたものを一通り学習した後に本書に取り組んでみて見て下さい。
必ずその効果を体感することが出来るはずです。それでは今後も本ブログでは日々英語学習に励んでいる皆様の為になる記事を提供していきますので、よろしくお願いします。
それではまたー👋