
「花を生ける」って英語で”do flowers”
って言うけど、なんかピントきません。なんでdoなの?
確かに英語で”do”と言えば「する、やる」という意味がすぐに思いつくと思います。
中学1年で習う、Do you like baseball ? といった疑問文や、I don’t cook every day.といった否定文の助動詞の用法が思いつくでしょう。
あるいは”Do you walk to school?” ”Yes, I do.”といった疑問文に対する返答での用法ですよね。
しかしdoには他動詞の用法として”do figures”「計算をする」や、
”do the sights”「観光をする」という意味もあるんです。
日本の英語の授業ではこうした基本的な動詞の様々な用法を教わりませんよね?
実はそのほかにもdoには様々な用法があり、ネイティブはそれらを普通に使っているんですね。
その他にもネイティブスピーカーや英会話の上手な人はこうした簡単な動詞をよく使って会話をします。
海外ドラマなどでもよく出てきますが、そうした用法があることを知らない為に「聞けなかった」ということもあります。
この記事ではその誰でも知っている基本の動詞”do”の日本人にとっては意外な用法について具体例をご紹介します。
みなさんも様々なdoを使いこなして、よりネイティブっぽい英会話に一歩近づきましょう!
Contents
よく聞く”do”を使ったフレーズ

あなたも使えていますか?
✔︎ 人の職業を聞くときの定番フレーズ
What do you do [for a living]?
お仕事はなんですか?
※What do you do?だけでもOKです。
✔︎ do someone a favor 「〜の頼みを聞いてやる」
Would you do me a favor?
お願いがあるのですが
✔︎ do one’s best「全力をつくす」
I will do my best.
全力をつくします。
✔︎ do one’s duty 「義務を果たす」
You have to do your duty.
あなたは自分自身の義務を果たさなければならない。
こんなにある”do”の使いかた

他動詞として使う“do”
✔︎ do exercise「運動をする」
I do exercise three times in a week.「週に3回運動をします」
✔︎ do figures「計算をする」
Are you good at doing figures ? 「計算は得意ですか?」
✔︎ do flowers「花を生ける」
Who did these flowers ? 「誰が花を生けたの?」
✔︎ do time「服役する、刑期を務める」
He did time for robbery. 「彼は強盗で服役した」
✔︎ do the room「部屋を掃除する」
I need to do the room before she comes by. 「彼女がやってくる前に部屋を掃除しなきゃ」
✔︎ do the laundry「洗濯をする」
Would you do the laundry for me today ? 「今日、洗濯してもらえますか?」
✔︎ do the dishes「皿を洗う」
Did you do the dishes ? 「皿洗った?」
✔︎ do the sights「観光,見物をする」
I did the sights of NYC last year. 「去年ニューヨーク観光しました」
✔︎ do the garden 「庭いじりをする」
My father has been doing the garden for two hours. 「父はもう2時間庭いじりをしています」
✔︎ do a book 「本を書く」
I am going to do the book next year.「来年本を書ききます」
✔︎ do a film 「映画を撮る」
The director decided to do a film about an intractable disease. 「その映画監督は難病についての映画を撮ることに決めた」
自動詞として使う“do”
目的語のない自動詞としての用法もあります
✔︎ do well 「うまくいく、健康が回復する」
How can I do well in mathematics? 「どうすれば数学ができるようになる?」
I hope you are doing well. 「ご機嫌いかがですか」
✔︎ do badly 「悪い結果となる,うまく出来ない」
I did badly at high school. 「高校時代は成績は最悪でした」
If I do badly on the exam. I’ll die. 「試験がうまくいかなかったら死ぬわ」
✔︎ 間に合う/十分である/役に立つ/の”do”
※ willやshouldと一緒に使うケースが多いです
That will do. 「それで十分です(間に合います)」
Do you think this will do any good? 「これが少しでも役に立つと思いますか?」
Sandwiches will do for lunch.「昼食はサンドウィッチで十分です」
スポーツ関連の“do”
✔︎ ボールを使わないスポーツ/格闘技/レクリエーションとしてのスポーツはdoを使う
She does yoga once a week. 「彼女は週に一回ヨガをしている」
I did Karate when I was a child. 「子供のころ空手をしていました」
I do boxing professionally. 「彼はプロのボクサーです」
※ただしボクシングの場合は“box”という動詞もあるの
“I box professionally”(私はプロのボクサーです)でも可
その他“do”以外のスポーツ
参考までにスポーツ関連の他動詞を紹介します。この際ですので“do”と一緒に覚えてしまいましょう。
✔︎ 球技は“play”
球技や道具を使うスポーツはゲームという認識ですので“play”を使います。 play baseball play basketball play tennis play soccer play rugby
✔︎ 競技名に動詞用法がある場合は“go~ing”
ランニング(Running)、サーフィン(Surfing)、水泳(Swimming)など、スポーツ名を表す単語がそのまま動詞として使える場合や、スポーツ名を表す単語にingを付けられる場合は、Go + (スポーツ名)」の形で表現します。
単独でおこなうスポーツに対して使われることが多いのが特徴です。
I swim everyday.(毎日泳ぎます)←競技名を動詞として使う
(〜をする)
I went swimming this morning.(今朝泳ぎにいきました)←go ~ing
(〜しに行く)
I run everyday. (毎日走ります)
I’ll go running after work.(仕事の後ランニングに行きます)
I surf everyday.(毎日サーフィンをします)
Let’s go surfing today!(今日サーフィンにいこうよ!)
I can ski.(スキーが出来ます)
We go skiing every winter.(毎年冬はスキーに行きます)
✔︎ イディオム表現の“do”
“do”関連の前置詞をともなったイディオムもあります。
do without A (〜なしで済ませる)
We can not do without him. 「彼がいなくては困ります」
I can’t do without glasses 「メガネなしではやっていけません」
do away with A〜(〜を廃止する)
Let’s do away with all ceremony. 「無礼講でいきましょう」
まとめ:うまく“do”を使って表現をシンプルにしよう!
様々な“do”の使い方をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
どれもがネイティブの会話では普通に出てくるものばかりですので、今後は意識して使ってみましょう。
そうすることで言いたいことをもっとシンプルに表現できるようになり、英会話の上達に一歩近づくことが出来ますよ!
ではまたー👋