英会話では頭に浮かんだことを自分のいいたいことをすぐに「ポンポンと」口に出さないと、相手を待たせてしまいますしそもそもコミュニケーションになりません。

それには瞬間的に頭の中で英文を作る必要があります。

スピーキング力の強化には、英文を作る能力の向上と定型表現を覚えることが重要となります。その際に何に注意して、どのように学習すればよいのでしょうか?

私は『英語は「誰でも」「独学で」「留学なしで」「お金を掛けずに」絶対に上達できる!』を信念に、働きながら0から勉強を開始して最終的にTOEIC 990点、英検1級を取得出来ました。現在は様々な目的を持った生徒さん達に向けて日々、英語学習のサポートをしております。

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英語で考えて英語で話す

英語回路を作る

言いたいことを頭の中で「日本語」から「英語」に訳してから話しているようでは中々英会話がスムーズにいきません。言いたいことを瞬時に頭の中で「英語で」思いつくと同時に口から出てくるように訓練する必要があります。

そのような「英語回路」を作らない限り、流暢に英語を話すことはできません。頭の中で日本語を英語に訳す作業を行っている限り、必ず「…って英語でなんて言うんだっけ?」で詰まって何も言えなります。

英語回路を作るのはやはり「音読」

やはり頭ではなく「身体で」英語を覚えましょう。それには徹底した「音読」しかありません。

(CD-ROM付)12週間で「話せる」が実感できる魔法のなりきり英語音読 は特に英会話ビギナーにおすすめの「英会話に特化した音読教材」です。

使われている英語が中学レベルですので、初心者でもいちいち辞書を調べたり文法書を開く必要がないので「音読」に集中ができます。

頭の中でいちいち訳さない!

Picture of serious caucasian woman standing near copyspace isolated and showing stop gesture.

英語が流暢にしゃべれるようになることと、スムースに通訳ができるようになることとは、必要となる能力が全く異なります。

したがって、トレーニング方法も全く異なる。前者は、英語を使うときには、日本語をできる限り介入させないトレーニングが必要であり、後者は英語と日本語の間をスムースに行き来できるようにするトレーニングが必要となる。

英語ができるだけでは通訳は出来ない?!

帰国子女や幼少の頃から英語圏での生活の経験がある人によく見られる傾向として、英語も日本語も出来るにも関わらずに、通訳は苦手という方が多いことがあげられます。

それは通訳という技能は、「訳す」という作業を常に頭の中で行う必要がありますが、その特殊な能力は意識して磨き上げる必要があり、英語が出来れば自然と備わってくる能力ではありません。

一方で、普通の(通訳ではない)バイリンガルや、それに近い英語力をお持ちの方は、「訳す」という作業は行なっていないので、その能力は低い。

英語で流暢にコミュニケーションを取れるようになりたいのならば、通訳になるための、日本語と英語を行ったり来たりするトレーニングは遠回りになるので気を付けて頂きたい。

英作文力強化トレーニング

ワンセンテンス程度の英作文を瞬間的に行って「英語脳」を強化する!

英語でコミュニケーションできるようなるための、頭の中で英語の文章を作るトレーニング方法を紹介する。

瞬間英作文

英会話において頭の中で浮かんだことを日本語から英語へ変換している時間はありません。

そこで「瞬間英作文」という「日本語→英語」への変換を脳内で瞬時に行って口に出すトレーニングを大量に行う必要があります。

そこでおすすめするのがどんどん話すための瞬間英作文トレーニング です。

簡単な英文を「すばやく大量」に行うことに特化したもので、これを最低5周は繰り返すことで徐々に英語脳が鍛えられていくのです。

瞬間英作文の注意点

瞬間英作文を行う時に注意が必要なことがあります。それは「あまりきれいな英訳を心がけない」ということです。

これは英訳の練習ではありません。あくまでも瞬間的に日本語から英語へと変換する「トレーニング」ですので、その英訳が完璧でなくても文法がだいたいあっていればOKとします。

何周もするのでまた同じ問題をやることになるので、だんだんと正解の英文に近づけばいいのです。あくまでもスピード重視です。あまり正解の英文に固執することなく、次々にこなしていくことが大事です。

定型文を覚えて表現力を広げる

英会話を習得する最初の一歩として、中学英語を使用した瞬間英作文を大量に行うことはすでに話しましたが、それに加えて「よく使われる定型表現や言い回しを覚える」ことを同時に行うことが大変重要です。

英会話は定型表現であふれている!

英語の日常会話は、半数程度を定型表現が占めるといわれており、定形表現を全く使わずにゼロから自分で英文を組み立てると「間違ってはいないけどなんか不自然に聞こえる」といった表現になってしまいます。

特にビジネス英語のように特定の集団内で使用される言葉は定形表現のオンパレードであり、知っておかなければならない表現がたくさんあります。

特にビジネスでよく使われる定形表現

Yoshino is not at his desk right now. /吉野はただ今席を外しております。
Could you put me through to Mr.Kawai. /(電話)河合さんをお願いします。
I'm sorry I've kept you waiting. /お待たせしてすみません。

特にビジネスでは英語の電話がかかってきた場合や担当者が席を外している場合等々、様々な場面でいちいち頭で考えず「定型表現」を使うことで事足ります。このような定形表現(きまり文句)を沢山覚えておくと英会話がスムーズになります。

ビジネスで1番よく使う英会話 (BIZ No.1シリーズ) などを使って一通りのビジネス表現を覚えてしまいましょう。

定型表現やフレーズの単語を変えたり、組み合わせたりするには基礎力(単語・文法・発音)が不可欠です。

英語を流暢に使えるようになるためには、基礎力(中学の文法)を固めて自分で英語の文章を作れるようになることと、よく使われる定型表現・言い回し・フレーズを覚えていくという2つのことが必要です。

「瞬間英作文」などで訓練した中学英語を使っての英作文にプラスして、このような定型表現や言い回し、フレーズや単語を変えたりしながら自分の言いたいことの表現を広げていきましょう。

自分がよく使う定型表現を中心に覚えよう

定型表現を覚えるときは、一般的な、どのような場面でもよく使われる定型表現と、自分が英語を使う状況でよく使われる定型表現を覚えていこう。

家庭や学校などでの会話表現と、ビジネスでの表現は全く異なります。どちらもリアルな英語には変わりないのですが、やはり年代やシチュエーションによってその表現は大きく変わります。効率的に英語を学習したいのであれば、このようなことは避けたいですよね。

その場合はNETFLIXなどで自分の気に入ったドラマを英語字幕にしてひたすら視聴すればいいと思います。

女子高生が今どきのスラングをビジバシ交わしているドラマもあれば、ビジネスの最前線で営業マンがやりあっているシーンが出てくるドラマも沢山あります。それぞれのシチュエーションにそって必ずお気に入りの作品がいくつも見つかるはずです。

まとめ

いかででしたか?英語圏での生活経験がなくても留学したことがなくても英語回路を作ることが可能だということが分かっていただけましたでしょうか?

以下に本記事でのポイントです。もう一度確認しましょう。

  • 英語回路を作るには「音読」しかない
  • 瞬間英作文で「瞬発力」を鍛える
  • 「定型表現」を覚えて会話の幅を広げる

あなたも今日から英語をただ眺めるだけの学習から卒業して積極的に英文を声に出していきましょう。そうすることで飛躍的に英会話が上達しますよ!

それではまたー👋